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© 2019 Ryoji Shimizu

「モデリング」


「モデリング」


独立起業を決めたのは良いけれど

何をどうやっていいのか、

素人にはわかりにくいもの。

 

サラリーマンだった自分が起業した時も同じ。

靴バイヤーの経験はあっても、

食材なんて初めての分野だし。

 

独立した当時、どうやって会社を回そうか

迷っていたところ、退社した会社の取引先の

Hさんと会って話をする機会があり、

彼がNさんという初老の男性を僕に紹介して

くださいました。

 

Nさんはイタリアからワインや額縁を輸入して

四谷の某有名レストラン等に卸していた方

でプロ向けワインは経験したことのない

素晴らしい味わいでした。

 

「どうしたら良いですか?」と尋ねたところ

「俺と一緒にイタリアへ行こう」となりました。

彼の飛行機代や宿泊代もすべて負担する条件。

一瞬ためらったものの、彼に賭けてみようと

思い切りました。

 

自分の分も含め40万円くらい投資しました(2001年)。 

ローマ、フィレンツェ、ナポリ、サレルノ、

アマルフィ、ポズィターノ、ヴェネトの

小さな町やピエモンテの山奥などなど。

観光案内に乗っていないところばかりを

電車とタクシーで回る旅。

 

団体旅行では味わえない本当に美味しい

イタリア料理を堪能し、感動の連続でした。

その旅を通じて、彼は真に素晴らしい

食材とは何か、イタリア料理とは何か、

イタリアワインとは・・・(以下省略)

1週間ほど僕に教え続けてくれたのでした。

 

そのときに見つけた食材を百貨店や

ウェブサイトで販売することにもなり、

やがて従業員を雇うようになったわけです。

 

そうして3年ほど過ぎた頃、

Oさんという見知らぬ年下の男が突然、

自分を訪ねてきました。

某大手建設会社の設計部を退社した

ばかりだと言います。

 

彼曰く「手法を学びたいので

弟子にしてください」と。

人手が欲しかったところなので二つ返事で

オッケーしました。

 

彼は無給でHPの作成方法や

百貨店バイヤーとの折衝など

自分とつきっきりで1ヶ月間ほど学び、

仕事も手伝いました。

 

そうして新宿の某有名百貨店で一緒に

出店販売をしたのちに

僕の元から去って行きました。

 

数ヶ月後、商材は違えど自分と全く同じ

やり方で独立開業。

社員たちは「そっくり真似しやがった」

と憤りましたが、自分は良いと思いました。

 

やがて彼は独自に研究を重ね、

現在は駒場東大前に生ハムと

パルミジャーノ・レッジャーノチーズの

専門店を出し業界の有名人になっています。

 

このように、経験のないビジネスでてっとり早く

成功する方法を「モデリング」と呼びます。

すでに成功している人の真似をすることです。

それも素直に(←ココ重要)。

 

 

「学ぶ」=「真似ぶ」

 

 

誰もが自分のオリジナリティを前面に

打ち出して成功しようと考えがちです。

そのやり方はリスクが高いし時間がかかる。

まずは成功している人に学びそっくり

コピーすること。

 

オリジナリティはそのあと加えたら良いのです。

レストランのシェフも同じで必ず師匠がいる。

賑わっている店で修行し技を盗んで独立します。

 

もし現在、あなたが一人でビジネスを

始めたいとか起業したい、

と思っているとしたら?

 

 

答えはもうわかりましたね。

参考になれば幸いです。

 

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